2019年8月29日ーカシワギの近況報告

≪廃墟論≫

友人のT君から「廃墟が好きな理由はなんですか」と質問がきたので、コリコリと書いている。
いざ訊かれるとなかなか答えに窮する質問です。
こういうときテキトーに答えると「人工と自然が融合しているファンタジー」とか「人の面影を偲んで」とか、どこかで聞いたような言葉の羅列になって全く面白くない。
せっかくだからじっくり考えて「他の人があまり言わなそうなことを書こう」とハードルを上げて書き始めたら思っていたより長文になってしまい、まとめるのが難しくなってしまいました。
T君、あと一ヶ月くらい待っててください。


≪コラムの講座≫

平川克美先生が月一で開催している講座『言葉が鍛えられる教室』に通っている。
平川先生はわたしが敬愛する内田樹先生のご盟友なので、講座の告知を発見し、即座に応募した。
講座は前期と後期で分かれていて、前期はコラムで後期はエッセイを勉強する。
九月の講座で前期が終わるため、コラム講座のまとめとして「わたしの好きな作品」をテーマに千二百字のコラムの宿題が出たのですが、これを書くのがけっこう大変。
作文大嫌いっ子として学生時代を過ごしてきたカシワギにとって千二百字は文字数が多いし、破綻がないようにまとめるのが難しく、ちゃんと書き上げられるかドキドキしながら気が休まらない日々を送っている。
つまり、こうしている間にも締切が迫っているということである。
ブログを書いている場合ではないのだ。


≪ドイツ旅行計画≫
ドイツへの旅行を来年の一月あたりに計画している(一月が安いらしい)。
岡田斗司夫さんから「ドイツへ行くのだ」とアドバイスをいただいたので「では行きます」と返事をした。
何も考えずに二つ返事で「では行きます」と言ったので、あまり実感が湧かず他人事のように感じられるけど、どうやらカシワギはドイツに行かねばならないらしい。
こういうのも縁というやつでしょうから行くことにしました(それにこういうのは自分の考えより他人の意見の方が正しい)。
ドイツには前から行ってみたかったし。

目的地はニュルンベルクの「玩具博物館」。
十四~五世紀から現代までのおもちゃを展示していて世界的にも有名らしい。
「おもちゃを見るためにドイツに行くのか」と言われそうですが、そうなんです。

「玩具博物館」は自由時間に行って他のところはツアーで巡る、というのが暫定的なプラン。
楽しみ。

言語の壁はどうしようかしら。
若いドイツ人は英語が通じるらしいけど、若い日本人カシワギは英語ができない。
せっかくだからドイツ語を勉強してみようかと思い立つ。
英語の授業が嫌いだったので勉強はほとんどしなかったけど、ある程度時間が経ったせいかほとぼりが冷めて、言語中枢の外国語部門の領域が活性化している気がする(するだけ)。
とはいえ、スクールにがっつり通ったら旅行資金がなくなるので、レッスンを少しだけ受けて、あとはぶっつけ本番で行く、という算段です。
正直なんとかなるんじゃないかと楽観的なのですが、ほんとうにこれで大丈夫なのか。